iFOREX 2つの原油商品の間に生じる価格差を利用した取引と2銘柄を同じチャートに表示する方法

WTI原油とブレント原油の鞘(サヤ)

鞘とは、ある値段と他の値段との差額のことです。

ブレント原油の方がWTI原油よりも価格が高い傾向があり、2銘柄とも同じような値動きをしますが、WTI原油とブレント原油の価格差は世界の経済情勢により縮小したり拡大したりします。

このような相関性の高い値動きを利用することで、裁定取引(サヤ取り)をすることが可能です。

上記チャートは、WTI原油とブレント原油の2つの値動きを同時に表示したチャートです。

2銘柄とも同じような値動きをしているともに、定期的に価格差が縮小しているのが分かります。この2銘柄の価格差の拡大から縮小を狙うのがサヤ取りです。

サヤ取りは、2銘柄の相関係数や価格差のデータから取引する正しい知識が必要です。

尚、当サイトはサヤ取りを推奨しているわけではありません。投資の最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願い致します。

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チャートに2銘柄以上を同時表示する方法

STEP1 チャートステーション画面を開く

iFOREX会員ページメニュー → ツール → チャート・ステーションを開きます。

チャートステーション機能は、ウェブブラウザ版からのみ利用できます。

STEP2 チャート表示する銘柄を選ぶ

チャート画面の銘柄選択フォームから表示したい銘柄を選択します。

今回は、WTI原油を選択してチャート表示しています。

チャート・ステーション右上の四角アイコンをクリックすることで、1画面と4画面表示に切り替えることができます。

STEP3 シンボル比較アイコンから比較銘柄を選ぶ

「Symbols Comparison Wizard」アイコンをクリックして、重ねて表示したい銘柄を選びます。

今回は例として「ブレント」を検索して、ブレント原油を選択しています。

STEP4 ラインチャートへ変更する

STEP3までの簡単な操作で2銘柄のチャートを重ねて表示することができますが、チャートを見やすくするためラインチャートに変更します。

チャート右上のチャートアイコンから「ラインチャート」を選択します。

以上で2銘柄のチャートを重ねて表示できます。

今回は、WTI原油とブレント原油のチャートを例として表示しましたが、その他の銘柄でも複数チャートを重ねて表示できます。

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価格差を利用した取引例

0.8以上の相関係数は、価格差が開いてもいつかは元の鞘に戻る(縮小する)という考えにより、「割高な銘柄を売り、割安な銘柄を買う」という取引をします。

下記チャートの取引例のように、価格差が一定以上拡大したところで売買を仕掛け、縮小したところで決済するという取引が可能です。

価格差を利用した取引は、相関係数はもちろんのこと、毎日の価格差で最大値と最小値を測定し、確実なデータから分析して割高と割安の判断をしなければ、損をすることもありますので注意しましょう。

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