移動平均線を使って取引する方法

移動平均線は、一定期間の価格の平均値を線で表しています。

チャートに移動平均線を表示することで、相場トレンド(方向性)の確認複数の移動平均線の交差のタイミングで売買の判断が可能になります。

この記事では、移動平均線を使った具体的な取引方法をパソコン画面の画像付きでご紹介しています。

移動平均線とは

一定期間の価格を平均値にした線です。

例えば、日足チャートにて「5」を設定した場合は、5日移動平均線となります。5日間の価格の平均値を線で結びます。

ちなみに、直近の値をより重視するように、過去の平均値に平滑化定数を掛けて算出したものを「指数移動平均線(EMA)」といいます。

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移動平均線の期間について

移動平均線の期間は、自由に設定することができますが、一般的に「5、10、22、75、200」などが利用されています。

日足チャートにおいては、土日が休場となるため、「5」という数値は1週間の平均値を意味します。1ヶ月であれば月により異なりますが20~23日です。

1時間足チャートであれば、「12」で半日、「24」で1日間の平均値を意味します。

時間足移動平均線の期間
15分足4、8、12、16、20、24、48、64、96など
1時間足4、8、12、24、36、48、72、96、120など
日足5日、10日、20日、22日、25日、50日、75日、100日、200日など
週足13週、26週、52週など
月足12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月など

下記のチャートは、ドル/円 4時間足チャートに「25(青)」「75(オレンジ)」「200(赤)」の移動平均線を表示した例です。

移動平均線

移動平均線は、「短期線(25など)・中期線(75など)・長期線(200など)」と3種類の線を同時に表示するのが一般的です。

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相場のトレンド(方向性)で取引する

チャートに移動平均線を表示したときに、移動平均線が上向きなら上昇相場。移動平均線が下向きなら下降相場となります。

短期・中期・長期の3種類すべての移動平均線が同じ向きであれば、その方向のトレンドが強いことを意味します。

  • 移動平均線が上向き: 上昇相場

  • 移動平均線が下向き: 下降相場

下記チャートの赤枠で囲んだ箇所は、3種類の移動平均線が同じ上向きになっているので、上昇トレンドが強いことが分かります。

上昇トレンド

相場のトレンドで売買の判断をする

  • 上昇相場買い注文をすることで利益がでやすくなる

  • 下降相場売り注文をすることで利益がでやすくなる

移動平均線の方向性を利用した売買例

3種類の移動平均線が上向きになったことを確認したところ(112.200)で買い注文、25移動平均線が下向きになったところ(113.900)で決済という考えで取引できます。

移動平均線の売買例

上記の売買例で取引した場合、「113.900 – 112.200 = 1.7円(170 pips)」の差額となり、10万通貨を注文していた場合、利益は17万円となります。

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価格が移動平均線に接触するタイミングで取引する

移動平均線は、価格の抵抗線や支持線としての役割もします。

価格は移動平均線で反発や反落し、価格が移動平均線を抜けると抜けた方向に価格が動くという特徴があります。

移動平均線

上記チャートの赤丸の箇所は、価格が移動平均線で反発して動いていることから支持線になっているのが分かります。支持線で買い注文をした場合、利益がでやすくなります。

青丸の箇所は、価格が移動平均線を下に突き抜けており、そのまま下落しているのが分かります。価格が移動平均線を抜けた方向に注文をすることで、利益がでやすくなります。

価格の下にある移動平均線は支持線となり、価格の上にある移動平均線は抵抗線となります。

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複数の移動平均の交差で取引する

期間の短い移動平均線が、より長い期間の移動平均線を上回るタイミングは、「ゴールデンクロス」と言われ、買いのサインとなります。

期間の短い移動平均線が、より長い期間の移動平均線を下回るタイミングは、「デッドクロス」と言われ、売りのサインとなります。

ゴールデンクロスを利用した取引例

下記チャートの赤丸の箇所は、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線を上回ったポイントであり、ゴールデンクロスになっています。

ゴールデンクロスになった後の価格は、一時的に下げても全体的に上昇しているのが分かります。

ゴールデンクロス

ゴールデンクロスのポイントで買い注文をすることで利益をあげやすくなります。移動平均線が下向きになったタイミングで決済するという売買計画が立てられます。

デッドクロスを利用した取引例

下記チャートの青丸の箇所は、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線を下回ったポイントであり、デッドクロスになっています。

デッドクロスになった後の価格は、一時的に上げても全体的に下落しているのが分かります。

デッドクロス

デッドクロスのポイントで売り注文をすることで利益をあげやすくなります。移動平均線が上向きになったタイミングで決済するという売買計画が立てられます。

以上のように移動平均線だけの指標でも取引ができます。

単純移動平均線ではなく、EMAという指数移動平均線に変更して表示しても取引がしやすいです。

世界中のトレーダーが利用している移動平均線だからこそ、指標の信頼性も高く稼ぎやすいインジケーターと言えます。

外部サイト移動平均線とは?移動平均線の種類と使い方

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